8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円03銭まで軟化後、104円21銭まで上昇し、104円17銭で引けた。米7-9月期非農業部門労働生産性改定値が下方修正されたため、ドル売りが優勢となった。その後、米食品医薬品局(FDA)がファイザー開発の新型コロナウイルスワクチンの有効性に良好な見解を示したことから、ドルは底堅い展開となった。

ユーロ・ドルは1.2133ドルまで上昇後、1.2100ドルまで下落して、1.2104ドルで引けた。ユーロ・円は126円26銭まで上昇後、126円05銭まで下落。ポンド・ドルは1.3290ドルから1.3393ドルのレンジで上下した。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が英国と合意成立する確率が非常に低いと見ているとの報道を受けてポンド売りが一時加速したが、フォンデアライエン欧州委員会委員長が英首相との協議日を発表するとの期待でポンド買いが再燃した。ドル・スイスは0.8900フランから0.8882フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ワクチン接種開始への期待などでドル下げ渋り