NY外為市場では英国と欧州連合(EU)の通商交渉を巡る不透明感が強く、情報が錯綜しポンドは乱高下が続いている。

ポンド・ドルは1.3291ドルから1.3393ドルへ急伸後、このレンジ内で乱高下を繰り返した。ポンド円は138円41銭から139円37銭のレンジで上下。ユーロ・ポンドは0.9163ポンドまで上昇、0.9050ポンドまで反落後もこのレンジで上下した。

通商交渉では漁業権などで、依然見解の相違が大きく、関係筋の話としてバルニエEU首席交渉官が合意成立する確率が非常に低いと見ているとの報道やジョンソン首相が協議が非常に難しいと認識していると記者団に語り交渉をあきらめる可能性にも言及するなど、通商協定の合意ない離脱リスクにも準備する必要がありそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ポンド乱高下、英EU通商交渉の不透明感