4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円83銭へ弱含んだのち、104円24銭まで上昇し、104円20銭でて引けた。この日発表された11月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びは予想を大きく下回り、ドル売りが一時優勢となった。しかし、共和党・民主党の追加経済対策のすみやかな成立に向けた取り組みが加速するとの期待が強まり、米国債利回りは上昇。リスク選好的なドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2172ドルまで買われた後、米長期金利の上昇を意識して1.2111ドルまで反落し、1.2112ドルで引けた。ユーロ・円は126円57銭まで買われた後、126円19銭まで下落。ポンド・ドルは1.3539ドルまで上昇後、1.3420ドルまで反落した。通商交渉への期待にポンド買いが優勢となったのち、バルニエEU首席交渉官と、英国のフロスト首席交渉官が通商交渉の中断を発表したことから、合意なき離脱への警戒感が強まり、ポンド売りが再燃した。ドル・スイスは0.8887フランまで下落後、0.8923フランまで買われた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル強含み、米追加経済対策成立への期待高まる