パウエルFRB議長とムニューシン米財務長官は上院銀行委員会で証言を行った。パウエル議長は質疑応答で、経済の回復が想定以上に早いが、1000万人が失業中で正常化には程遠いとの見方。多くの小企業がリスクを抱えておりFRBは非常に強い支援を供給し続け、必要である限り全手段を利用していくことを公約した。さらに、追加財政支援が必要である可能性があると加えた。ムニューシン米財務長官も中小企業には融資でなく、支援が必要とし、議会は給与保護プログラムPaycheck Protection Program (PPP)下で追加3000億ドルを支持するよう要請した。

超党派上院が9080億ドル規模の追加経済対策案を提示したが、この案を支持する姿勢も見せている。

米国債相場は引き続き軟調。10年債利回りは0.86%から0.93%まで上昇し1カ月ぶり高水準。ダウ平均株価は251ドル高で推移した。ドル・円は104円58銭まで上昇後、104円36銭に反落も底堅い展開。ユーロ・ドルは1.2054ドルまで上昇後も1.2039ドルで高止まりとなった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル軟調、FRB議長と財務長官は追加財政策を支持