全米不動産業者協会(NAR)が発表した10月中古住宅販売成約指数は前月比‐1.1%と、プラス改善予想に反して9月−2.0%に続き2カ月連続のマイナスとなった。今後の中古住宅販売が鈍化する可能性が示唆された。その後発表された米11月ダラス連銀製造業活動指数は12.0と、10月19.8から低下し、8月来の低水準となった。

事前に発表された米11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は58.2と、10月61.1から予想以上に低下した。

予想を下回った結果に失望しドル売りが優勢となった。ドル・円は104円30銭から104円13銭へ反落。ユーロ・ドルは1.1973ドルから1.2003ドルまで上昇し9月1日来の高値を更新した。

【経済指標】
・米・10月中古住宅販売成約指数:前月比‐1.1%(予想:+1.0%、9月:−2.0%←-2.2%
・米・11月シカゴ購買部協会景気指数:58.2(予想:59.0、10月:61.1)
・米・11月ダラス連銀製造業活動指数:12.0(予想:14.3、10月:19.8)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米10月中古住宅販売成約指数/11月シカゴPMI/ダラス連銀製造業活動指数、予想下回りドル売り