27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円21銭まで強含んだのち103円96銭まで反落して104円04銭で引けた。トランプ大統領が来週のワクチン配布の可能性に言及したため期待感からドル買いが優勢となったが、対欧州通貨でのドル売りや米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1920ドルから1.1963ドルまで上昇して1.1960ドルで引けた。独政府が企業対象の追加パンデミック救済支援を発表したほか、予想を上回ったユーロ圏11月景況感指数を好感したユーロ買いが続いた。ユーロ・円は124円20銭から124円45銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3362ドルまで上昇後、1.3293ドルまで反落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉への警戒感を受けたポンド売りが上値を抑制した。ドル・スイスは0.9081フランから0.9041フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ユーロ強含み、11月ユーロ圏景況感指数は市場予想を上回る