パウエルFRB議長は12日、ECBフォーラムで、米国経済の回復が想定以上に早く、強いとしたものの強弱まちまちで不十分だとした。また、ウイルスがリスクを生むとし、今後数カ月は、困難となるとの見解で、金融、財政で追加措置が必要だと繰り返した。ただ、ワクチン開発の前進は中期的見通しに朗報になるとした。同時に、安心できる時期ではないと依然慎重な姿勢も維持。

米10年債利回りは0.9%で下げ止まり、ドル売りは一段落した。ドル・円は105円10銭の安値から105円20銭へ戻した。ユーロ・ドルは1.1818ドルから1.1807ドルへじり安推移した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル売り一服、パウエルFRB議長は安心できる時期ではないと慎重