米国株式相場はまちまち。ダウ平均は66.78ドル安の28323.40ドル、ナスダックは4.30ポイント高の11895.23ポイントで取引を終了した。

全米で1日の新型ウイルス感染者数が過去最多に達したため寄り付きから下落した。昨日末の急上昇を受けて、週末を控えて利益確定の売りがひろがったほか、ジョージア州上院の決選投票の可能性から民主党が政権、議会を掌握する可能性が依然残っていることも警戒され終始軟調推移となった。セクター別では、エネルギー、銀行が大きく売られた一方、半導体・同製造業装置が上昇。

動画配信のロク(ROKU)は第3四半期で予想外の黒字を計上したほか、アナリストの目標株価引き上げで急伸。オンライン決済のスクウェア(SQ)や不動産サイト運営のジロー・グループ(ZG)は予想を大幅に上回る決算が好感されそれぞれ急伸した。配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)も損失が予想を下回ったほか、CEOが需要がパンデミック前の63%まで回復したとの楽観的な見解を示し上昇。一方、ビデオゲームメーカーのエレクトロニック・アーツ(EA)は第2四半期決算が予想を下回り下落した。

大統領選では民主党のバイデン候補が激戦州であるペンシルベニア、ジョージア、ネバダで優勢となり一段と勝利に近づいた。

(Horiko Capital Management LLC)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株はまちまち、新型ウイルス感染者増加を警戒