28日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円45銭まで買われた後、104円21銭まで反落して104円33銭で引けた。欧米の新型コロナウイルス感染者数の急増で規制強化による世界経済の悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1718ドルまで下落後、1.1760ドルまで反発して1.1748ドルで引けた。域内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が広がった。その後、ドイツの規制が想定よりも厳しいものではなかったため、ユーロ売りは一段落した。ユーロ・円は122円21銭まで下落後、122円70銭まで反発。ポンド・ドルは1.2917ドルまで下落後、1.3013ドルまで上昇した。関係筋によると英国と欧州連合(EU)の通商交渉は前進し、11月初旬までの合意が可能だと報じられたことから、ポンド買いが再燃した。ドル・スイスは0.9128フランまで上昇後、0.9092フランまで下落。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:新型コロナウイルス再流行でリスク回避の円買い