27日の日経平均は小幅続落した。ローソク足は緩やかに上昇する25日線下まで下ヒゲを伸ばした後、終値は25日線を上回って陽線で終了し、下値での買い需要を確認した。反面、下降を続ける5日線を上回る場面はなく、上値は重かった。一目均衡表では、横ばいの基準線がもみ合い延長を示唆。RSI(14日ベース)が52.48%と中立圏中央で終了し、日経平均の23500円近辺は売り方、買い方どちらにも攻めにくい位置にあるようだ。ボリンジャーバンド(25日ベース)では、-2σから+2σの各線が極端に狭い間隔(+1σ=161.06円)を保ちながらほぼ水平に並走して膠着相場の終盤入りを示唆。もみ合い離脱後の急変動リスクに留意が必要となろう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:小幅続落、終値25日線上方をキープ