米国株式相場は下落。ダウ平均は650.19ドル安の27685.38ドル、ナスダックは189.35ポイント安の11358.94ポイントで取引を終了した。欧米で新型コロナウイルス感染が一段と拡大し、一部欧州地域では規制強化で世界経済の見通しが悪化したため寄り付きから下落。さらに、米国大統領選への不透明感や追加経済対策の交渉行き詰まりで投資家心理がさらに悪化し、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーが大きく下げた。

航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)やクルーズ運営のロイヤルカリビアン(RCL)、カーニバル(CCL)はウイルスの再流行が営業にさらに支障を与えるとの懸念に軒並み下落した。ドーナツチェーンなどのダンキン・ブランズ(DNKN)はプライベートエクイティー投資会社への身売り交渉を行っているとの報道を好感し急伸。バイオのミラティ・セラピューティクス(MRTX)は同社開発の肺癌治療薬を巡る治験の良好な結果を好感し急伸した。

クドロー国家経済会議(NEC)委員長はインタビューで、追加経済対策を巡る交渉が「膠着している」と認めたが、「終了していないことはプラス材料だ」と主張した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ650ドル安、新型コロナ拡大や追加経済対策の交渉行き詰まりを嫌気