本日のマザーズ先物は反落が予想される。6日の米国市場は、追加経済救済策の合意期待で大きく上昇して寄り付いた。しかし、貿易赤字が14年ぶりに最大となり、雇用関連指標も予想を下回ったことが上値を抑えた。トランプ大統領が追加経済救済策の交渉を選挙後まで延期するよう指示したと報じられると、引けにかけて大きく下げに転じた。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは反落。本日のマザーズ先物は、米国市場が下落したことや、マイナス圏で取引を終了したナイトセッションの流れを引き継ぎ反落でのスタートが予想される。また、マザーズ先物は連日、限月高値を更新しており、外部環境の悪化から、高値警戒感が強まり、寄り付き後も軟調な展開が続くことが見込まれている。国内では、河野行革担当相が地方自治体向けに押印廃止マニュアルの作成を検討していると、報じられている。このことで、弁護士ドットコム<6027>などデジタル行政関連銘柄が相場を下支えすることが期待される。なお、本日の上値のメドは1284.0pt、下値のメドは1196.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反落、外部環境悪化で高値警戒感強まる