米労働省が発表した9月非農業部門雇用者数は前月比+66.1万人となった。伸びは8月+148.9万人から予想以上に鈍化。過去最大の減少となった4月来で最低。教師などを含む連邦・地方職員が21.6万人減少と、季節的要因が響いたと見られている。8月分は+148.9万人と、+137.1万人から上方修正。過去2カ月分は+14.5万人上方修正された。民間部門雇用者数は前月比+87.7万人。伸びは8月+102.2万人から鈍化も予想+85万人を上回った。失業率は7.9%と、8月8.4%から低下し3月来で最低となった。
平均時給は前月比+0.1%、前年比+4.7%と、それぞれ予想の+0.2%、+4.8%を下回った。不完全雇用率(U6)は12.8%と、8月14.2%から低下。労働参加率は61.4%と8月61.7%から上昇予想に反して低下した。

結果を受けてドル・円は105円12銭まで下落後、105円35銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1734ドルまで上昇後、1.1699ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・9月非農業部門雇用者数:+66.1万人(予想:+85.9万人、8月:+148.9万人←+137.1万人)
・米・9月民間部門雇用者数:+87.7万人(予想+85万人、8月:+102.2万人←+102.7万人)
・米・9月平均時給:前年比+4.7%(予想:+4.8%、8月:+4.6%←+4.7%)
・米・9月失業率:7.9%(予想:8.2%、8月:8.4%)
・米・9月不完全雇用率:12.8%(8月14.2%)
・米・9月労働参加率:61.4%(予想61.9%、8月61.7%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米9月雇用統計、ドルもみ合い