1日のドル・円は、東京市場では105円41銭から105円55銭まで上昇。欧米市場では、105円45銭から105円73銭まで上昇し、105円56銭で取引終了。本日2日のドル・円は、105円台で推移か。日本時間夜に9月米雇用統計の発表を控えており、主要通貨の為替取引は、動意薄の状態が続く可能性がある。

ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長は、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡って電話会談を行ったが、合意できず、協議を続けることになった。報道によると、両者は、州・地方政府への支援や民主党提案のヘルスケアや中小企業を巡る案件などについて協議したが、合意に至らなかった。ペロシ下院議長の側近のメンバーからは「両者は規模と文言をより明確にするために協議を行ったが、主要部分での見解の相違は埋められなかった」とツイッターに投稿している。

一方、共和党のマコネル上院院内総務は「さらなる経済対策を支持するが、規模の縮小が必要」との見方を変えていない。共和党と民主党の意見は大幅に異なっており、早期の合意は期待できないことから、リスク選好的な取引がただちに拡大する可能性は低いとみられる。




<CS>

情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米雇用統計発表前で動意薄の状態が続く可能性