NY外為市場では米国の追加財政支援策合意への期待が後退しドル買いやリスク選好の動きが一段落した。ムニューシン米財務長官と民主党ペロシ下院議長の交渉は大詰めを迎えている。ただ、州・地方政府への支援に関して見解がかなり離れていると下院議長が指摘。選挙前の合意に懐疑的見方を示した。米国株式相場も失速した。200ドル近く上昇していたダウ平均株価は47ドル高。米10年債利回りも0.72%から0.68%まで低下した。

ドル・円は105円73銭の高値から105円59銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1721ドルの安値から1.1742ドルまで反発した。ユーロ・円は124円20銭から124円00銭まで弱含んだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル買い一服、米追加財政策の合意期待が後退、下院議長が懐疑的見方との報道