10日のドル・円は、東京市場では106円30銭から106円03銭まで下落。欧米市場でドルは105円98銭まで下げた後、106円24銭まで反発し、106円13銭で取引終了。本日11日のドル・円は、106円台前半で推移か。米国株式の反落を意識して、リスク選好的な円売りは抑制される見込み。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は10日に行われた会見で、「ユーロの為替レートは物価への影響を考慮して監視する必要がある」と指摘したが、「ECBは特定の為替水準を目標にしない」との見方を伝えた。ECBは10日に開いた理事会で現行の金融政策を維持することを決定した。ECBが公表した経済予測によると、今年の成長率予想は-8%で6月時点の予想よりやや改善。2021年の経済成長率は+5%が見込まれているが、インフレについては、2022年時点でも1.3%にとどまると予想している。

市場関係者の間からは、「ECBの金融緩和策は長期化することが再確認された」との声が聞かれているが、為替ついては「ECBはユーロ高を容認しているわけではなく、リスク選好的なユーロ買いが急速に広がる状況ではない」との見方が多いようだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米国株安を意識して円売り抑制も