4日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円18銭から106円51銭まで上昇して106円24銭で引けた。米8月雇用統計で失業率が予想以上に低下したほか、非農業部門雇用者数も予想を上回る結果を好感しドル買いが強まった。その後、ペンス副大統領の発言を受けて株安に連れたリスク回避の円買いに押された。

ユーロ・ドルは、1.1781ドルまで下落後、1.1855ドルまで上昇して1.1827ドルで引けた。高値警戒感や欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を受けたユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、125円97銭まで上昇後、125円30銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3176ドルまで下落後、1.3293ドルまで上昇した。英国中銀の追加緩和の思惑にポンド売りが継続。
ドル・スイスは、0.9103フランから0.9163フランまで上昇。スイス国立銀行(SNB)総裁が、安全通貨としてのスイスフランが依然高く評価されており、デフレを回避するために介入やマイナス金利の継続が必要だと繰り返したたため介入警戒感などからフラン売りが優勢となった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:8月米雇用統計を好感してドル・円は一時106円51銭