本日のマザーズ先物は反発が予想される。27日の米国市場はダウが160.35ドル高の28492.27ドル、ナスダックは39.723ポイント安の11625.337ポイントとなった。注目されたパウエルFRB議長の講演ではインフレ目標変更で物価2%超も容認する新指針が発表され、長期にわたる低金利維持の思惑がさらに強まり、大きく上昇して寄り付いた。
その後、一時伸び悩む局面もあったが、トランプ政権がアボットが開発したウイルス検査キットを1.5億個購入すると発表、ウイルス検査の拡大期待が強まり、引けにかけて再び上昇幅を拡大する展開となった。一方、ハイテク株は利益確定売りにおされた。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは反落。本日のマザーズ先物は、昨日に配当権利取りで流出した資金が権利落ちで還流するとの思惑から反発が予想される。
国内では昨日に、NEC<6701>など大手11社が電子署名普及に向けた「デジタルトラスト協会」の設立総会を開催してNHKで報じられており、時価総額上位の弁護士ドットコム
<6027>など電子化関連銘柄には下支え要因となることが期待される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、電子化関連銘柄や権利落ちで資金還流を期待