本日のマザーズ先物は反発が予想される。25日の米国市場はダウが60.02ドル安の28248.44ドル、ナスダックは86.754ポイント高の11466.472ポイントとなった。7月新築住宅販売件数や8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回る結果となった一方で、8月消費者信頼感指数が予想外に6年ぶりの低水準に悪化したことを懸念し寄り付き後に下落した。しかし、強いハイテク株に支えられ引けにかけては下げ幅を縮小。ナスダックは史上最高値を更新した。本日のマザーズ先物は好調なナスダック指数や堅調に推移したナイトセッションの流れを受けて反発が予想される。国内では、在宅ワークで利用されているVPNへのサイバー攻撃に関して連日、ニュースが報じられており、サイバーセキュリティ関連銘柄への注目が高まり相場を下支えすることが期待される。
また、昨日は東京都の新型コロナ感染者数が182名と100名を超えたことは、時価総額上位のメルカリ<4385>など巣籠り、在宅ワーク関連銘柄には下支え要因となろう。ただし、新型コロナの指定感染症の扱いについて議論が生まれていることで、コロナ禍で株価が堅調に推移した、巣籠り、在宅ワーク関連銘柄に対しては需給悪化要因となり、相場の重しになるとの見方もあるようだ。そのほか、時価総額上位を売り、直近IPO銘柄を買う流れが続くかどうかも注意したい。本日の上値のメドは1152.0pt、下値のメドは1084.0ptとする

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、サイバーセキュリティ関連に期待