(15 時30分現在)
S&P500先物      3,443.62(+16.12)
ナスダック100先物  11,678.75 (+42.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル超高。欧州株高の波及も見込まれ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


24日の取引で主要3指数は続伸。ナスダックとS&Pは連日最高値を更新し、ダウは378ドル高で28000ドル台に浮上した。新型コロナウイルスから回復した人の血漿(けっしょう)を活用した治療法が許可されたほか、ワクチン開発への期待も高まり、感染症の縮小による経済の正常化を見込んだ買いが強まった。好業績のハイテク関連をはじめコロナによる打撃で業績悪化が避けられない企業まで注目され、幅広い買いが指数を押し上げた。


本日も買いが入りやすい展開となろう。引き続きコロナ治療の進展やワクチン開発などへの観測から、買い安心感が広がりやすい。また、米中対立の回避も好材料に。両国が締結した第1段階の通商合意を確認する閣僚級の協議が直前に延期となり対立の激化が警戒されたが、担当者どうしの会談で今後も協議を推進する考えで一致。リスク要因の縮小で幅広い買いが見込まれる。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)議長による27日の講演で早期回復に悲観的な見方が示される可能性から、極端な買いは抑えられそうだ。





<TY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋り、連日の高値更新で調整を意識