NY外為市場では米国の追加財政策合意期待が後退しリスク回避の動きが再燃した。ドル・円は105円72銭まで下落し安値を試す展開。ユーロ・円は124円60銭前後で伸び悩み。ユーロ・ドルは1.1782ドルへ上昇した。

追加財政策を巡る交渉で、シュ—マー民主党上院院内総務は「ようやく正しい方向に向かいつつある」と楽観的な見通しを示し期待感が強まっていたが、ペロシ下院議員は今週中の合意を予想していないとしたほか、ムニューシン米財務長官は共和党議員に対し、1週間前に比べてほぼ進展していないと悲観的な見解を示したとの報道を受けて期待感が後退。

100ドル程上げていたダウ平均株価も上げ幅を縮小し50ドル高。ナスダックは再び下落に転じた。米10年債利回りは0.51%とウイルス感染拡大で市場が混乱した3月来の低水準となった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:リスクオフ再燃、追加財政策合意期待が後退