30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円28銭から104円68銭まで下落し104円72銭で引けた。この日発表された米4-6月期GDP速報値は過去最大の落ちこみを記録したほか、先週分新規失業保険申請件数が2週連続で増加したため、景気後退の深刻化懸念が強まり、金利先安観が広がったことからドル売りが加速。

ユーロ・ドルは1.1743ドルから1.1848ドルまで上昇して1.1847ドルで引けた。ユーロ圏7月景況感指数の予想以上の改善を好感したユーロ買いが強まった。ユーロ・円は121円55銭から124円20銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3006ドルから1.3103ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9151フランから0.9089フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米経済指標の悪化を嫌気してドル売り強まる