本日のマザーズ先物は、もみ合いが予想される。21日の米国市場は企業の良好な決算や欧州が復興基金で合意したことが好感され上昇して寄り付いた。その後、今週後半に主要ハイテク株の決算が控えており、内容を見極めたいとの思惑から手仕舞う動きが広がり、上げ幅を縮めた。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは反落となった。本日のマザーズ先物は、軟調なナスダックや小安いナイトセッションの流れを引き継ぎもみ合いが予想される。国内では、政府がコロナワクチンの健康被害について、国が賠償を肩代わりする方針を示しており、このことは時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ株には朗報となり、先物を下支えすることが期待される。また、東京都知事が4連休中に不要不急の外出を控えるよう呼びかけていることから、時価総額上位のメルカリ<4385>など巣ごもり関連が注目されそうだ。しかし、上昇を続けていたナスダックが反落したことで、個人投資家のリスクセンチメントが悪化し、全体としては好悪材料が交錯し重い値動きとなろう。上値のメドは1000.0pt、下値のメドは948.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:好悪材料が交錯し、もみ合い展開か