米国株式相場はまちまち。ダウ平均は159.53ドル高の26840.40ドル、ナスダックは86.73ポイント安の10680.36ポイントで取引を終了した。企業の良好な決算や欧州が復興基金で合意したことが好感され上昇して寄り付いた。その後、今週後半に主要ハイテク株の決算が控えており、内容を見極めたいとの思惑から手仕舞う動きが広がり、上げ幅を縮めた。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇した一方、ソフトウェアサービスが下落した。

飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は第2四半期決算が警戒されていたほど落ち込まなかったことや楽観的な見通しが好感され上昇。靴販売会社のフットロッカー(FL)はドイツ銀による投資判断の引き上げが好感され急伸した。一方、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は「プライムデー」セール延期を発表したことが嫌気され下落。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は一部アナリストの投資判断引き下げで下落した。

米国のムニューシン財務長官は追加財政策を巡る協議で、来週末までの合意を目指す意向を示した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ159ドル高、良好な決算が下支えもハイテクが弱い