14日の日経平均は反落した。終値は5日線上をキープして一目均衡表の転換線が上向きを保ったが、5日線が再び向きに転じたほか、2日線も下降を継続するなど強弱サインが混在した。ローソク足は上下にヒゲを出して胴体が短い「コマ」を示現し、投資家の気迷いを反映する形となった。RSI(14日ベース)が50.33%と中立圏中央の50%に肉薄し、日経平均が売るにも買うにも中途半端な位置にあることを示唆している。ボリンジャーバンド(25日ベース)では-2σから+2σまでの各線が互いの距離を縮める5本線収束が進行。1σ分の値幅は246.50円まで縮小しており、もみ合い放れ接近とその後の大幅な株価変動を示唆している点に留意したい。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反落、ローソク足「コマ」は気迷い反映