9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円10銭まで下落したのち、107円36銭まで反発して107円20銭で引けた。フロリダ州でのウイルス感染者数が過去最多と報じられると見通しが悪化し、警戒感からリスク回避の円買いが強まった。ただ、米国の週次新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想以上に減少したことを受けてドル・円の下げ幅は縮小した

ユーロ・ドルは1.1349ドルから1.1280ドルまで下落して1.1285ドルで引けた。米国の週次新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想以上に減少したことから、質への逃避のドル買いが強まった。ユーロ・円は121円74銭から、120円90銭まで下落。ポンド・ドルは1.2670ドルまで上昇後、1.2601ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9371フランから0.9410フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ウイルス感染拡大で見通し悪化