TOCOM金 21年6月限・日中取引終値:6260円(前日日中取引終値↑59円)

・推移レンジ:高値6261円-安値6233円

9日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年6月限)は上昇した。米国株高を受けた東京株式市場は底堅い展開となったが、新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感は強く、引き続き金需要は旺盛だった。金先物は40円高で取引を終えたナイトセッションの流れを引き継ぎ、買いが先行。午後に、今日の東京の新規感染者数が220人以上と過去最多になったと伝えられると、金先物は上げ幅を拡大した。また、米国政府がTikTokを含む中国製アプリの禁止を検討していると伝えられたことなどを受け、米中対立激化への懸念も再び強くなっており、こうした背景も金先物の価格押し上げ要因となったようだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金概況:上昇、新型コロナや米中対立激化への警戒感高まり金需要旺盛