2日のドル・円は、東京市場では107円33銭から107円56銭まで反発。欧米市場でドルは107円35銭まで下げた後に107円72銭まで反発し、107円50銭で取引終了。

本日3日のドル・円は、107円台で推移か。6月の米雇用統計は予想以上に強い内容だったが、世界各国でウイルス感染の再拡大が報告されており、リスク選好的な円売りは抑制される可能性がある。

2日に発表された6月の米雇用統計は市場予想を上回る強い内容だったことから、米国利回りは一時上昇したが、米国各州で新型コロナウイルスの感染増加が報告されていることを受けて、長期債などの利回り水準は上げ渋った。6月の非農業部門雇用者数は前月比+480.0万人、失業率は11.1%に低下している。

なお、ペンス米副大統領は2日、米CNBCとのインタビューで、「全米にマスク着用を命じる必要性は感じていない」、「衛生管理や社会的距離の確保が不可能な場合にはマスク着用を奨励している各州知事や地元保健当局者を支持する」と語った。経済再開については、「早期の経済再開を後悔していない」、「安全に経済を再開する方法はあり、慎重に進めている」との見方を伝えており、ウイルス感染の再拡大によって都市封鎖などの措置が再び導入される可能性は低いとの見方が再浮上している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:ウイルス感染再拡大を警戒してリスク選好的な円売り抑制も