本日のマザーズ先物は、反発が予想される。2日の米株市場は6月雇用統計が予想を上回ったため、早期回復期待が高まり大きく上昇して寄り付いた。その後、CDCが新たな感染者数が過去最多に達した発表すると第2波への警戒感が強まり上げ幅を縮小した。
しかし、トランプ大統領が第4弾パンデミック救済策に着手したことを明らかにすると、期待感が下支えとなり引けにかけても上昇を維持した。ハイテク通信株の比率が多いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は堅調なナイトセッションや上昇した米国市場の流れを受けて反発が予想される。国内では国会の早期解散ムード高まっており、選挙対策や公約での経済対策に期待感が高まっている。また、現在発表されている6月の企業業績が5月より大幅に改善しており、小売りや飲食業などには追い風となり先物の下支え要因となろう。ただし、バイオ系など、材料がただちに業績に反映しにくい銘柄は上値が重くなりそうだ。このことから、時価総額上位のアンジェス<
4563>などバイオ株の値動き次第で相場が振らされる展開が続きそうである。上値のメドは952.0pt、下値のメドは887.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、企業の業績改善や経済対策に期待