米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)(6月9-10日開催分)で、追加経済支援策の選択肢、フォワードガイダンス、イールドカーブコントロール(YCC)、QEなどを協議したことが公表された議事録の中で明らかになった。市場が注目していたYCCに関してはほぼ全メンバーが懐疑的見方を示しさらなる分析が必要との見解で合意した。メンバーはQEが現状で有益との見方で、今後はフォワードガイダンスの明瞭化、資産購入の明確化を要請。データベースのフォワードガイダンスに支持を表明した。さらに、異例な不透明性と著しいリスクを指摘し、緩和策が数年にわたり必要であるとの見解が明らかになった。

YCCの可能性が遠のいたため米債利回りは上昇、ドル売りは一服した。ドル・円は107円46銭で底堅い展開。ユーロ・ドルは1.1255ドルで伸び悩んだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル売り一服、FRBメンバーはYCCに懐疑的見方=6月FOMC議事録