米国商務省が発表した5月個人所得は前月比-4.2%となった。伸びは過去最大となった4月+10.8%からマイナスに転じたが予想-6.0%を上回った。5月個人消費支出(PCE)は前月比+8.2%。伸びは過去最大を記録。過去最大の落ちこみとなった4月−12.6%からプラスに転じたが予想+9.3%は下回った。

米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数は前年比+1.0%と、低下予想に反して4月と同水準を維持。

米5月コアPCE価格指数が予想を上回ったためドルは強含みに推移した。ドル・円は106円90銭から107円06銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1228ドルから1.1215ドルへ弱含んだ。

【経済指標】
・米・5月コアPCE価格指数:前年比+1.0%(予想:+0.9%、4月:+1.0%)
・米・5月個人所得:前月比-4.2%(予想:-6.0%、4月:+10.8%←+10.5%)
・米・5月個人消費支出:前月比+8.2%(予想:+9.3%、4月:−12.6%←-13.6%)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米5月コアPCE価格指数は予想上回る、ドル堅調