米国株式相場はまちまち。ダウ平均は170.37ドル安の26119.61ドル、ナスダックは14.66ポイント高の9910.53ポイントで取引を終了した。景気回復期待で上昇して寄り付いたが、中国北京の感染拡大やテキサス州のウイルス患者入院数の急増が伝えられると、感染第2波への懸念が上値を抑え、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。クオモ知事がニューヨーク市の経済再開第2段階を22日から開始すると発表したほか、パウエルFRB議長が下院金融委員会証言で改めて長期にわたりゼロ金利や量的緩和を維持する方針を示したほか、ハイテク株が依然として下支えとなった。しかし、大統領選世論調査で、いくつかの激戦区でトランプ大統領の支持率がバイデン候補を下回ったことが報じられると、引けにかけて下落する展開となった。セクター別では、エネルギーの下落が目立った一方で、半導体・同製造装置は上昇した。

クルーズ船運営のノルウェージアンクルーズ(NCLH)は9月末まで運行を見送ると発表し、下落。通信大手のAT&T(T)はコスト削減の一環として雇用削減計画を発表も、下落した。ソフトウェア大手オラクル(ORCL)は16日引け後に発表された第4四半期決算が冴えず下落。一方、電気自動車のテスラ(TSLA)はバッテリー供給でパナソニックと3年契約を更新したことが報じられ上昇。

米証券取引委員会(SEC)の審査結果を受けて、経営が破綻した大手レンタカー会社、ハーツは株式売却計画を見送ると発表した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ170ドル安、ウイルス感染第2波への懸念がくすぶる