パウエルFRB議長は上院銀行委員会での証言で、回復が軌道にのるまでゼロ金利政策を維持する方針を再確認した。また、回復の時期や強さには著しい不透明感が存続していると指摘したほか、2500万人近くの失業者の復職が容易ではなく、引き続き支援が必要となるとの見方を繰り返した。回復は始まったが生産は危機前の水準を大幅に下回っていると指摘。回復が長い道のりとなる可能性を警告した。

米10年債利回りは良好な5月小売売上高を好感し0.78%まで上昇後、0.72%まで低下し、0.75%に戻す荒い展開。ドル・円は106円62銭付近から107円21銭へ反落後、107円30銭で戻りの鈍い展開となった。
ユーロ・ドルは1.1228ドルまで下落後、1.1267ドルまで反発した。

ダウ平均株価は592ドル高で推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル伸び悩む、パウエルFRB議長が当面ゼロ金利策維持を再確認