10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円46銭から106円99銭まで下落して107円13銭で引けた。米5月消費者物価コア指数が2011年ぶりの低水準となったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利据え置きを決定、さらに見通しでゼロ金利政策を少なくとも2022年まで維持する可能性が示唆されたため、ドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.1325ドルまで下落後、1.1422ドルまで上昇して1.1376ドルで引けた。ユーロ・円は122円29銭から121円59銭まで下落したが、その後122円29銭まで再上昇する場面があった。ポンド・ドルは1.2725ドルまで下げた後に1.2813ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9473フランまで上昇後、0.9425フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル弱含み、米FOMCは2022年末までゼロ金利政策維持を示唆