NY外為市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が当面ゼロ金利を据え置く方針を示したためドル売りが加速した。ドル・円は107円45銭まで上昇後、107円00銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1325ドルまで下落後、1.1415ドルまで急伸した。また、回復を支援するため全ての手段を用いると公約したことを株式相場が好感。下落していたダウ平均株価はプラスに転じ、リスク選好の動きも優勢となった。ユーロ・円は121円65銭付近から122円28銭まで急伸。

米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.00-0.25%に据え置くことを決定。声明ではフォワードガイダンスで2022年まで実質ゼロ金利政策を維持する見通しを示し、回復支援で全ての手段を活用していくと公約した。FRBは2020年の経済が6.5%のマイナス成長に落ち込むと見ている。
【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.00-0.25%に据え置き決





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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル下落、FOMC政策金利据え置き決定、ゼロ金利2022年まで据え置き示唆