本日のマザーズ先物は、もみ合い展開が想定される。前日の米国市場では、雇用統計の改善を背景に買いが継続し、NYダウが大幅に続伸し、ナスダック総合指数は史上最
高値を更新した。一方、円相場は1ドル=108円台前半へと円高が進んでおり、東京市場にとっては強弱材料が交錯している。シカゴの日経225先物は小幅に続伸したものの、日経平均は前日に約3カ月半ぶりに23000円台を回復しただけに、目先の達成感から上値の重い展開が想定される。市場では「マザーズ先物も最近の株価上昇で過熱感が台頭しており、戻り待ちの売りが膨らむ可能性がある」との指摘が聞かれる。一方、週末12日の特別清算指数(SQ)算出日を控えたロールオーバーの動きも想定されるほか、「機関投資家の持たざるリスクへの警戒、押し目待ちに押し目なしの展開もある」との見方もある。このため、好悪材料が入り混じり全般はもみ合い展開に推移しそうだ。上値のメドは1025.0pt、下値のメドは995.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:強弱材料交錯しもみ合いか