8日の日経平均は6営業日続伸した。ローソク足はマドを空けて上昇して「陽の丸坊主」を示現し、強い買い圧力を窺わせた。5月22日の直近ボトムから11営業日連続でザラ場安値が切り上がった。株価下の25日線や13週など各移動平均に加え、一目均衡表の転換線と基準線も上向きをキープ。ボリンジャーバンド(25日ベース)で終値が+2σ上に復帰したこともあり、上値拡張局面の継続が予想される。25日線との上方乖離率が10.22%(先週末9.43%)、RSI(14日ベース)が93.10%(先週末92.63%)といずれもコロナ暴落後で最大となった。ボリンジャーバンドの+1σ分の値幅が1049.56円と節目の1000円を超えており、日中の株価が上下どちらかに急変動する可能性に留意したい。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:6日続伸、陽の丸坊主で強い買い圧力