5日のマザーズ先物は前日比13.0pt高の993.0ptと3日ぶりに反発して終了した。高値993.0pt、安値は967.0pt。取引高は8383枚。

本日のマザーズ先物は、このところの株価上昇の反動や休日を控えたポジション調整津うりなどに値を消す場面もあったものの、日経平均の上げ幅拡大などを映して、押し目買いが増えていった。朝方は最近の上昇ピッチの速さに対する警戒感から利益確定売りが先行して始まり、マザーズ先物は一時前日比13.0pt安の967.0ptまで値を消す場面もあった。しかし、午後に入り、海外投資家とみられる225先物買いをきっかけに日経平均が上げ幅を拡大すると、市場では「マザーズ先物にも海外勢の買いが波及してくるのではないか」との思惑が広がり、売り一巡後は買い戻しの動きなどからプラスに転じた。また、現物市場でも個別に材料のある銘柄を中心に値を上げるものが目立っており、「個人投資家のセンチメントも傷んでいない」との指摘もあり、マザーズ先物は高値引けとなった。本日のマザーズ市場では、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったサンワカンパニー<3187>が50円(+22.73%)高の270円、連日制限値幅いっぱいまで買われた流れが続いたGMOTECH<6026>も前日比502円(+17.97%)高の3295円とともにストップ高まで買われた。また、社長のテレビ出演が思惑買いを誘ったPSS<7707>が前日比324円(+17.20%)高の2208円と大幅に続伸し、サイジニア<6031>、ライトアップ<6580>、アドベンチャー<6030>なども上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:3日ぶりに反発、高値引け