NY外為市場ではユーロが急伸した。欧州中央銀行(ECB)や域内各国の大規模なパンデミック金融・財政支援策に期待が広がった。ユーロ・ドルは1.1220ドル近辺から1.1322ドルまで上昇し、3月11日以降3カ月ぶり高値を更新した。ユーロ・円は121円86銭から123円52銭まで上昇し、昨年7月以降ほぼ1年ぶり高値を更新。ユーロ・ポンドは0.8954ポンドから0.9001ポンドまで上昇し、1日来の高値を更新した。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定、パンデミック緊急国債購入プログラムの規模を6000億ユーロ拡大するほか、買い入れ期間の延長や満期を迎えた保有資産の再投資も22年末まで継続する方針を示した。また、域内1位、2位の経済を持つドイツとフランス政府がパンデミック救済策を検討していることも支援材料となった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ急伸、欧州当局の大規模支援に期待