4日のマザーズ先物は前日比22.0pt安の980.0ptと大幅に続落して終了した。高値1014.0pt、安値は969.0pt。取引高は8647枚。

本日のマザーズ先物は、利食い売りが優勢だった。景気回復期待などを映して前日の米株市場では、NYダウが約3カ月ぶりに26000ドル台を突破し、円相場も1ドル=109円台目前まで円安が進むなど良好な外部環境から今朝の取引はスタートした。マザーズ先物も買いが先行し、前日比12.0pt高の1014.0ptと反発して始まった。ただ、ナイトセッションの高値(1015.0pt)を上回れなかったことなどから、次第に上値の重さが意識され、直近の株価上昇に対する懸念もあり、利益確定売りが増加した。現物市場でもメルカリ<4385>、フリー<4478>など指数インパクトの大きい主力株中心に下落する銘柄が目立ったこともマザーズ先物安につながったとみられる。市場では「目先は調整局面を迎える可能性が高い」との声が聞かれた。本日のマザーズ市場では、5日線を下抜けたミクリード<7687>が前日比161円(-11.39%)安の1253円、247<7074>も前日比121円(-7.83%)安の1425円と大幅に続落した。また、連日の株価上昇の反動から利食い売りが先行したシルバーエッグ・テクノロジー<3961>が前日比193円(-9.16%)安の1913円と5日ぶりに大幅に反落し、直近の株価上昇の反動から利益確定売りが続いたリグア<7090>も前日比158円(-7.94%)安の1832円と続落した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:続落、当面は調整局面か