TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:5974円(前日日中取引終値↓35円)

・想定レンジ:上限6020円-下限5960円

4日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は下落しそうだ。前日の米国株式相場では注目されていた経済指標が揃ってポジティブな内容で、主要3指数は大きく上昇。この流れを受けて、本日の東京市場でもリスク資産が強含む形で東京金先物は売り優勢の展開となるだろう。為替市場では円の対ドル相場が1ドル=108円90銭台後半まで円安に傾く場面があったが、これは前日の間にすでに織り込んでいる水準に留まっており、ナイトセッションの金先物が大きく上昇することはなかった。市場のリスクオンムードは強く、本日の日中取引でさらに円安に振れるような場面があったとしても、金先物の価格押し上げ要因とはなりにくいだろう。ただ、日経平均などに対する高値警戒感も根強く、リスク逃避先としての金先物が大きく下げる可能性は低く、総じて底堅い動きとなりそうだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:リスクオンムードで下落も底堅く推移か