TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5979円(前日日中取引終値↑72円)

・推移レンジ:高値5980円-安値5932円

28日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は上昇した。金先物は夜間取引でも堅調な推移となったが、午前の東京外為市場でやや円安・ドル高が進行し、金先物価格の押し上げ要因となった。前日の米国株式市場でダウ平均が大幅高となったことを受け、東京株式市場では日経平均が大幅高となったが、最近の上げピッチが速く、高値警戒感もあり、後場は急速に伸び悩む場面もあった。緊急事態宣言の解除や第2次補正予算案の閣議決定など、経済にプラスとなる材料が出ているが、市場では手詰まりも台頭しつつある。リスクオンムードの転換点も近いのではないかとの見方もあり、金先物の価格支援材料となったようだ。金先物は日中取引では本日の高値で取引を終えた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金概況:上昇、株式市場に手詰まり感も