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NY外為市場では6月の欧州中央銀行(ECB)定例理事会での追加緩和を織り込むユーロ売りが加速した。ユーロ・ドルは1.0910ドルから1.0885ドルまで下落し16日来の安値を更新。ユーロ・円は117円31銭から117円00銭まで下落し、18日来の安値を更新した。ユーロ・ポンドは0.8960ポンドから0.8930ポンドまで下落した。
欧州中央銀行(ECB)が22日に公表した前回会合の議事要旨(4月29−30日)で、メンバーはV字型回復を現状で除外、6月に発表される新たなマクロ経済見通しが現状の措置だけで不十分であることが証明されたら、「委員会は緊急資産購入プログラム(PEPP)の修正や他の手段を講じる準備が必要だ」と主張したため、6月の追加緩和観測が強まった。
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