19日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円63銭から108円09銭まで上昇後、107円70銭まで弱含み、107円70銭で引けた。日本銀行の臨時会合開催で追加緩和観測が広がり、円売りが一時強まった。その後、パウエルFRB議長が上院銀行委員会での証言で低金利維持や追加措置の可能性を示唆したため米債利回り低下に伴いドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは1.0953ドルから1.0919ドルまで下落して1.0923ドルで引けた。景気悪化への懸念や英国政府のグルーバル関税計画が域内経済に不利になると警戒したユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は118円20銭まで上昇後、117円63銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2224ドルから1.2296ドルまで上昇。英国政府が発表した完全離脱後の関税引き下げ計画を好感したポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9699フランまで下落後、0.9728フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は上げ渋り、パウエルFRB議長が追加措置の可能性を示唆