NY外為市場ではリスク回避の動きが強まった。ドル・円は107円10銭の高値から106円85銭まで反落。ユーロ・円は115円33銭まで下落し、11日来の安値を更新した。

パウエルFRB議長が悲観的な景気先行き見通しを示したほか、朝方発表された週次新規失業保険申請件数が予想を上回り過去8週間で3600万件に達し景気への警戒感が強まった。さらに、トランプ大統領がFOXビジネスとのインタビューでウィルス対応などで中国には「失望した」とし、習国家主席との関係は良好だが「今は話したくない」と言及。中国と合意した貿易協定の再交渉もないとした。さらに、中国との断交も検討していることを明らかにしたため米中関係悪化が警戒されている。

米10年債利回りは0.61%まで低下。ダウ平均株価は一時458ドル安となり、心理的節目の23000ドルを割り込んだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:リスクオフ、ダウ23000ドル割れ、米中関係悪化を警戒