TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5888円(前日日中取引終値↑16円)

・推移レンジ:上限5909円-下限5881円

14日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が長期にわたる景気後退の可能性を示したことや署名投資家テッパー氏による「市場は過大評価されている」との見解をきっかけに市場心理が悪化。前日の米主要株価指数は揃って大幅に続落した。この流れから、東京市場でも後場に入ってから日経平均が20000円を割り込むなど、景気後退懸念の高まりによるリスク資産の売りが急速に膨らんだ。こうした背景から、日中取引の東京金先物は久々に一時5900円を超える水準まで上昇する場面があった。ただ、米株安の流れでナイトセッションの間に相当程度に上昇していたこともあり、ナイトセッション終値比に限ってみればもみ合い展開に留まった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金概況:上昇、景気後退懸念の高まりで安全資産買われる