(16時50分現在)

S&P500先物      2,867.88(+34.38)
ナスダック100先物   9,069.50(+117.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は250ドル超高。欧州株高も波及するとみられ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


6日の主要3指数はまちまち。ナスダックは上昇基調を維持した半面、ダウは200ドル超安の23664ドルで取引を終えた。複数の州でのロックダウンを解除する動きが好感され、序盤は買いが先行。ただ、この日発表されたADP雇用統計は予想ほどではなかったものの、記録的な低水準となり雇用情勢の大幅悪化に懸念が強まった。また、新型コロナウイルスの発生源をめぐる米中対立が投資家心理を圧迫している。


本日は売り買い交錯の展開が予想される。原油価格の上げ渋りで、引き続きエネルギー関連は買いづらい。また、トランプ政権による対中制裁の可能性から、中国関連株の売りが見込まれる。半面、雇用統計の悪化の度合いは前日のADP統計である程度メドがつき、先行きへの過度な懸念は払しょくされる。明日の雇用統計発表後に底入れ期待が広がれば、指数は目先底堅く推移しよう。なお、個別銘柄では決算発表のブリストル・マイヤーズやモトローラ・ソリューションズやなどが注目される。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:もみ合いか、明日の雇用統計に思惑