28日の米国長期債相場は反発。この日発表された4月のCB消費者信頼感指数は86.9と3月の118.8から大幅に低下したことを意識して、安全逃避的な買いが入った。消費者信頼感指数の大幅な悪化を嫌って、米国株式の上値は重くなった。財務省がこの日実施した7年国債の入札は無難な結果となったことも、材料視されたようだ。7年国債入札における最高落札利回りは、0.525%、応札倍率は3.25倍。5年国債入札における最高落札利回りは0.394%、応札倍率は2.56倍。応札倍率は前回実績をやや下回った。10年債利回りは0.660%近辺から一時0.593%近辺まで低下した。

イールドカーブは、中期以降でフラットニング気配。2年−5年は16.50bp近辺、2年−10年は40.30p近辺で引けた。2年債利回りは0.21%(前日比:-1bp)、10年債利回りは0.61%(同比:-5bp)、30年債利回りは1.20%(同比:-6bp)で取引を終えた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は反発、4月CB消費者信頼感指数は大幅な低下