米商務省が発表した3月耐久財受注速報値は前月比‐14.4%と、2月+1.1%からマイナスに落ち込み2014年8月来の低水準となった。

変動の激しい輸送用機を除いた3月耐久財受注速報値は前月比−0.2%と、2月−0.7%から予想外に改善。国内総生産(GDP)の算出に用いられる3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値も前月比−0.2%と、予想外に2月−0.9%から改善した。企業の設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は予想外のプラスとなった。

1−3月期GDPが予想ほど落ち込まない可能性が出てきたため、米10年債利回りは0.58%から0.61%まで上昇。ドル・円は107円57銭から107円67銭まで上昇、ユーロ・ドルは1.0810ドルから1.0800ドルへ弱含んだ。

【経済指標】
・米・3月耐久財受注速報値:前月比‐14.4%(予想:-12.0%、2月:+1.1%←+1.2%))
・米・3月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比−0.2%(予想:-6.5%、2月:−0.7%←-0.6%)
・米・3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−0.2%(予想:-
7.0%、2月:−0.9%←-0.8%)





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情報提供元: FISCO
記事名:「 米3月耐久財受注、Q1GDPが予想ほど落ち込まない可能性示唆しドル堅調