23日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円35銭まで下落後、108円04銭まで上昇して107円60銭で引けた。米4月製造業PMI速報値が過去最低に落ち込んだほか、週次新規失業保険申請件数も443万件と、わずか5週間で2008年の金融危機以降新たに創出された雇用を全て失ったことが明らかになるとドル売りが優勢となった。その後、日本銀行が次回会合で無制限の国債購入などの追加緩和を協議すると報じられると円売りが加速。

ユーロ・ドルは1.0847ドルまで上昇後、1.0762ドルまで下落して1.0778ドルで引けた。EU首脳TV会議が救済策で合意なく終了すると、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は日銀の追加緩和観測に116円82銭まで上昇後、115円64銭まで下落。ポンド・ドルは1.2324ドルから一時1.2415ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9706フランまで下落後、0.9773フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:日銀追加緩和への期待で一時円売り強まる